【ヒミズ】映画

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シネマ1987のMLで大いに盛り上がり、評価の分かれた園子温監督の【ヒミズ】。入ってきた情報を全てクリアにして鑑賞に臨んだつもり。

平凡な幸せからはじき出された住田くん(染谷将太)と茶沢さん(二階堂ふみ)。親からの虐待や、養育の放棄などで心身共に傷つきズタズタになっていた。その喪失感のどん底から未来に向かって歩き出し始めるまでを、園監督特有の演出と表現で見せていく。若い主役ふたりの迫真の演技は感動モノだ。形は違うけれどそれぞれ心に痛みを持った人たちが、現実を許容しながら先へ進もうとする姿が特異なユーモアを挟みながら浮かび上がる。。。

メッセージは、充分に受け取れたと思う。。けれど、ベースに織り込まれた311震災とその被災者、原発事故の扱い方が、なんとも不快感を感じるのを否めなかった。この作品を被災者の人が観たら、どう感じるのだろうか。悪い意味など毛頭なかろう、けど、被災していない私が不快に感じるのだから・・・などと危惧してしまう。゛理解できる人だけに解ってもらえば良い゛と言い切れるテーマではないような気がしてならない。

映画的には、最後まで飽きさせないし、たくさんの意味を持った面白い作品だと思う。園監督作品は【愛のむきだし】しか観ていないのでなんともいえないけれど、期待するものとは違っていたと感じた。

二階堂ふみちゃんは、「ガマの油」と神聖かまってちゃんで、いい感じの子だなぁと思っていたけれど、実力派になったなぁと感銘。窪塚洋介も、らしい感じで好感が持てた。

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2011年 個人別ベストテン

我が映画サークル『シネマ1987』恒例の年間ベストテン集計があった。毎年コテージヒムカで一泊二日の合宿をし、その中で作業や上映会をすのだけど今年は諸事情でそれは中止。市民プラザの会議室での作業となった。会のベストテンはホームページでみることができる。

私の【個人別ベストテン】

洋画

1.サンザシの樹の下で

2.冬の小鳥

3.おじいさんと草原の小学校

4.キック・アス

5.未来を生きる君たちへ

6.エリックを探して

7.アジョシ

8.カティンの森

9.ソーシャル・ネットワーク

10.アリス・クリードの失踪

日本映画

1.あしたのジョー

2.漫才ギャング

3.はやぶさ/HAYABUSA

4.八日目の蟬

5.海炭市叙景

6.ツレがうつになりまして。

7.マイ・バック・ページ

8.一枚のハガキ

9.SRサイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~

10.酔いがさめたら、うちに帰ろう

会員とは結構異なる選出になってしまったと思う。鑑賞本数は、61本。もちろん映画館で。少ない・・・・。だから、当然見落としが多い。話題作となっていた園子温監督の【冷たい熱帯魚】は、内容を聞いただけで気持ちが引けてしまい見に行くことが出来なかった。でんでんの怪演を見逃したのはちょっと惜しい気がする。ジェット・リーがアクションを封印した【海洋天堂】も、もし観ていればベストテンに入ったと思う。

2011年は、まさしく天変地異っ!火山が噴火し、大地は揺れ動き、海は天まで上るような大きなうねりとなり牙を剥いた。大丈夫だと過信して増殖していった原発に取り返しのつかない現状を叩きつけられ・・・。多くの事を今までになく真剣に考えてみた一年だったと思う。そんな沈みがちな気分の時に観た【サンザシの樹の下で】は、美しい自然の中で一途に人を愛する事や忘れかけていた様々な感情、守るべきものは何かということを爽やかに感動的に見せてくれた。80歳を超えるワイダ監督や新藤兼人監督に、映画作りの職人技を感じた。イーストウッド監督の【ヒア・アフター】や【ツリー・オブ・ライフ】【英国王のスピーチ】【8:ミニッツ】もベストテンにはいれなかったが語るべきことの多い作品だったと思う。

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あっ・・新年っ!

なんとなんと、の~んびり構えている間に年が明けてしまったー。

新年、明けましておめでとうございますっsign03

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ブログの更新もまったく滞ってしまい、けど、スマホの便利さ面白さにハマったのはちょっとした進歩だったと思う。映画に対する情熱もひところに比べると冷めてしまい我が事ながら悲しい。読書の冊数も半減。反省することばかりでありました。

シネマ1987の個人別ベストテンさえ、まだ選んでいなくて・・・・。

洋画のベストは「冬の小鳥」「おじいさんと草原の小学校」「サンザシの樹の下で」あたりから一番を選ぶという感じになりそう。いずれも、観終わった後に優しくて穏やかな気持ちになれて、すくなくとも前向きになることが出来たから。邦画は、これといって・・・「あしたのジョー」「漫才ギャング」「はやぶさ/HAYABUSA」「八日目の蝉」「海炭市叙景」・・・ツレうつ・・う~ん、順番つけがたい。園子温監督の「冷たい熱帯魚」、前評判を聞いた時点で身がすくんでしまいスルーしてしまったのは、ほんの少し心残りではあった。

今年初映画は、「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」。相変わらず、わくわくするアクションで元気がでた。数日はテーマ曲がリフレインし続けると思う。けど、ベストテンには入らない。

とにかく、、、だ、今年はもっと計画的に事にあたっていきたい。もっと自分の時間を有効につかえるよう心がけよう。(面倒くさがりを直さなくちゃ)

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Natalie Cole UNFORGETTABLE

衝動買いっ・・・・・してしもた・・・。

bellクリスマスだし・・・ま、いいかxmas

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【未来を生きる君たちへ】

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理不尽な暴力を受けた時、それに対して暴力で報復する事の是非を問う。すっぱりと割り切った答えを出すことは難しい。この複雑な感情を家族というスタンスから世界の情勢にまで広げて提起してみせる物語だった。

母と弟と共にデンマークに住むエリアス(マークスロリーゴード)は、スウェーデン人であることや、その顔立ちと歯の矯正をしている事によって学校でいじめをうけている。尊敬する大好きな父アントン(ミカエル・パーシュブラント)は、アフリカの難民キャンプに赴任して避難している人々の治療をしている。

母親を癌で亡くし、父と共にロンドンからデンマークの祖母宅に越してきたクリスチャン(ヴィリアム・ユンク・ニールセン)。母の死は父が治療を諦めたからだと思い、喪失感から父との間に深い溝が出来ている。

アフリカ難民キャンプで頻発する紛争と残虐な暴力に煩悶するアントン。難民の妊婦の腹を裂き半殺しの悪行を重ねていた”ビッグマン”を治療する事になる。しかし、治療の最中に死亡した女性に対するビッグマンのあまりの侮辱的な言葉に、ついにアントンの自制も切れる。一方、デンマークでクリスチャンの悪に対する報復が次第にエスカレートしていきエリアスをも巻き込もうとしていた。

物語が進む中で、いくつもの許しがたい行動とやり場のない怒りが交錯する。無抵抗のエリアスに対する悪質ないじめ、理不尽にアントンの頬を打つ拳、そして、妊婦の腹に突き刺さるナイフ・・・。「暴力でやり返せば、また新たな暴力を生む。報復にはきりがない。」と息子達を諭すアントン。9.11以降にいっぱいいっぱい議論されてきた問題がここにある。

自分の大切な人が、いわれのない暴力によって酷い目にあったとしたら・・、相手を同じような目にあわせたいと思うのが人情。やられたらやり返したい。けれど、そこに倫理がブレーキをかける。しかし、抑え込まれた憎しみ、怒り、悲しみに、どう対峙し受けとめていけば良いのだろう。。命が存在し、感情や意思を持った時から亡くなるまで、やむことなく問い続けられる問題だと思う。。

間違っているとの思いに揺れながらもクリスチャンを止められなかったエリアスが、あくまでも友人をかばい続ける姿は痛々しくも清々しい。ラスト、アフリカの大地を笑顔で歓声をあげながら駆ける子どもたち、これからの劣悪な環境が更に悪化するのではないかとの懸念を抱きながらも希望を持って観終わる事ができた気がする。

【監督】スサンネ・ビア 

アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞作品

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【サンザシの樹の下で】

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いやぁ・・・・・もぉ、泣いちゃった。なぁんて一途でひたむきなラブストーリーなんだろう。チャン・イーモー監督、久々に心を持っていかれました。

文化大革命の最中、農村に咲いた美しい恋。革命の教えにしたがって農村に派遣された女子高生のジンチュウ(チョウ・ドンユィ)は、住み込むことになった村長の家で年上の青年スン(ショーン・ドウ)と出会う。やがて芽生えるお互いの恋心。けれど、それはふたりにとって許されざるものだった。

世に悲恋を描いた映画は数多くある。けれど、これほど純真無垢で切ないラブストーリーは度々出会えるものではないと思う。それが、決して押し付けがましいお涙頂戴ではなく、ごくごく自然に若いふたりに心を奪われていく。。。ほんとうに胸キュンなのである。

まだあどけなさの残るジンチュウは、小鹿のバンビみたいに可憐で可愛らしい。その彼女が貧しく不条理な境遇の中、重労働を課せられるのは観ているだけで胸が痛い。青年スンは、どこまでも爽やかで慈悲深く優しい。交際を禁止され別れ際、彼が彼女の足に包帯を巻くシーンは涙ダラダ~ラ・・・・くぅ。川を挟んで対岸に立ち、お互いを抱きしめるしぐさをしながらの永久の別れを暗示するシーンでも、つい嗚咽が漏れてしまった。

菜の花に彩られた農村の風景と無邪気な恋とがノスタルジックな気分を盛り上げるのよね。本当に久しぶりに、ずーっと前に置き忘れてきた気持ちを思い出しました。

harupyさんが難を示すラストのくだりだけれど、確かに私もちょっと気持ちが引けました。ネタバレになるといけないので詳しくは書けないけれど、ああいうふうにあの状態まで表現する必要があったのかなぁって。

それにしても、チャン・イーモー監督。初恋でも至福の時でも、よくこんな透明感のある魅力的な少女を見つけてくるものだと思う。素敵です。

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みみをすます

今朝、録画しておいた【ボクらの時代】。今回は、谷川俊太郎、箭内道彦、宮藤官九郎の3人。それぞれがお互いに興味津々で、目が輝いていた。三様にとても個性的だけれど、根っこの部分で繋がっているのが見え浮き彫りになっていく。それを楽しんでいる感がとても良い。谷川さんが佐野洋子さんのことをあそこまで具体的に話しているのは興味深かった。

箭内さんが大好きだという谷川俊太郎の【みみをすます】という詩を、私は知らなかった。探して読んでみたら、とても心打たれる・・。研ぎ澄まされた感覚で目を閉じると、紡がれて文字になった音が耳の奥に蘇ってくるようだ。ひとつひとつが、深い意味を持ち問いかけてくる。そして、す~っと心底に吸い込まれていくような感覚。

【みみをすます】谷川俊太郎

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みみをすます
きのうのあまだれに
みみをすます
みみをすます
いつから
つづいてきたともしれぬ
ひとびとの
あしおとに
みみをすます
めをつむり
みみをすます
ハイヒールのこつこつ
ながぐつのどたどた
ぽっくりのぽくぽく
みみをすます
ほうばのからんころん
あみあげのざっくざっく
ぞうりのぺたぺた
みみをすます
わらぐつのさくさく
きぐつのことこと
モカシンのすたすた
わらじのてくてく
そうして
はだしのひたひた・・・・・
にまじる
へびのするする
このはのかさこそ
きえかかる
ひのくすぶり
くらやみのおくの
みみなり
みみをすます
しんでゆくきょうりゅうの

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うめきに
みみをすます
かみなりにうたれ
もえあがるきの
さけびに
なりやまぬ
しおざいに
おともなく
ふりつもる
プランクトンに
みみをすます
なにがだれを
よんでいるのか
じぶんの
うぶごえに
みみをすます
そのよるの
みずおと
とびらのきしみ
ささやきと
わらいに
みみをすます
こだまする
おかあさんの
こもりうたに
おとうさんの
しんぞうのおとに

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みみをすます
おじいさんの
とおいせき
おばあさんの
はたのひびき
たけやぶをわたるかぜと
そのかぜにのる
ああめんと
なんまいだ
しょうがっこうの
あしぶみおるがん
うみをわたってきた
みしらぬくにの
ふるいうたに
みみをすます
くさをかるおと
てつをうつおと
きをけずるおと
ふえをふくおと
にくのにえるおと
さけをつぐおと
とをたたくおと
ひとりごと
うったえるこえ
おしえるこえ
めいれいするこえ
こばむこえ
あざけるこえ
ねこなでごえ
ときのこえ
そして
おし
・・・・・・
みみをすます
うまのいななきと

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ゆみのつるおと
やりがよろいを
つらぬくおと
みみもとにうなる
たまおと
ひきずられるくさり
ふりおろされるむち
ののしりと
のろい
くびつりだい
きのこぐも
つきることのない
あらそいの
かんだかい
ものおとにまじる
たかいびきと
やがて
すずめのさえずり
かわらぬあさの
しずけさに
みみをすます
(ひとつのおとに
ひとつのこえに
みみをすますことが
もうひとつのおとに
もうひとつのこえに
みみをふさぐことに
ならないように)
みみをすます
じゅうねんまえの
むすめの
すすりなきに
みみをすます
みみをすます
ひやくねんまえのひゃくしょうの
しゃっくりに
みみをすます
みみをすます
せんねんまえの

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いざりの
いのりに
みみをすます
みみをすます
いちまんねんまえの
あかんぼの
あくびに
みみをすます
みみをすます
じゅうまんねんまえの
こじかのなきごえに
ひゃくまんねんまえの
しだのそよぎに
せんまんねんまえの
なだれに
いちおくねんまえの
ほしのささやきに
いっちょうねんまえの
うちゅうのとどろきに
みみをすます
みみをすます

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みちばたの
いしころに
みみをすます
かすかにうなる
コンピュータに
みみをすます
くちごもる
となりのひとに
みみをすます
どこかでギターのつまびき
どこかでさらがわれる
どこかであいうえお
ざわめきのそこの
いまに
みみをすます
みみをすます
きょうへとながれこむ
あしたの
まだきこえない
おがわのせせらぎに
みみをすます

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toi toi toi デーモン閣下

あぁぁぁぁ、、、、なんてこったい、、。瞬きしている間に時は流れているのだった。積もる、積もる、いろんな事が積もっていく。映画、本、etc。

流れ流れる毎日の中、夜中のEテレ『2355』には癒される。細野晴臣の歌うゆるゆるなテーマソングに始まり、日めくりカレンダーやトビハゼのトビーくんの独り言。夜更かし金曜日には、爆笑問題の「タナカのワークショップ」、ぐだぐだアニメのLOG JAM。シューーールだぁ。23時55分から明日までのたった5分間なのに・・・・。面白い。最近、朝の『0655』ってのもあると知った。今のお気に入りは、デーモン閣下が歌う【toi toi toi !!】。元気が出るおまじないの言葉なのだ。

【toi toi toi !!】

【ROG JAM】

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【あしたのジョー】【義兄弟】

【あしたのジョー】映画DVD

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本年の二月に上映された作品、遅ればせながらDVDで鑑賞。あの不朽の名作の実写映画。漫画史にさぁんぜんと輝く【あしたのジョー】。スポコン漫画にとんと興味を持たなかった私でさえも、TVアニメでの有名なシーンの数々は記憶にある。矢吹丈や力石徹の事なら朝まででも語り明かせるというようなファンがわんさかいる。そんなカリスマ的なキャラを実写化しようなんて、どんだけの度胸だ。失敗すれば袋叩きの酷評にまみれるというリスク大・・・。

上映当時、ちらほら聞いた評判は悪くなかった。むしろ評価する感想もあったりして見逃したのが心残りだった。そこで、今回のDVD鑑賞である。

原作に特に思い入れのない私だからなのかもしれないけれど、凄く面白かった。プロボクサーに勝るとも劣らない身体を作り上げて撮影に臨んだ山下智久くん(ジョー)と伊勢谷友介くん(力石)。ふたりの拳闘シーンは、ド迫力があり手に汗握った。ただ、スローモーションの映像が若干しつこかった気もしないでもない。力石の過酷な減量シーンも鬼気迫るものがあり、あそこまで身体を持っていった役者伊勢谷くんには息を呑む。(計量のところはもちろんCGでしょうが。)有名なエピソードや台詞、シーンも上手く表現してあったと思う。ボクシングオタクを豪語して憚らない俳優香川照之の丹下段平も良かった。嬉々として演じる熱いものが画面からひしひしと伝わる。ドヤ街の雰囲気なども良く出ていたと思う。ボクシング以外のドラマにもう少し深みも欲しかった気もするけれど、あれだけ量のある原作の全てを入れ込むのは至難の業だし、仕方がないことなのだろう。

・・・・にしても、やはり、おそらく、”あしたのジョー命”って思うほど心酔するファンの人たちからすれば、納得のいかないことが多いんだろうなぁ。

【義兄弟】DVD

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上司の指示に従わず、北朝鮮工作員との銃撃戦で犯人を取り逃がしてしまった国家情報員のイ・ハンジュ(ソン・バンホ)。責任を取らされ免職になってしまった。妻子とも別れ、その後は人探しを主とする探偵を生業として過ごしていた。六年後のある日、仕事をやめる原因となったあの事件に関わる工作員のジウォン(カン・ドンウォン)に偶然出くわす。ジウォンもあれから、裏切り者とのレッテルを貼られ、祖国に残した妻子と会うことが出来ずにいた。お互いに素性がばれていないと信じているふたりは、それぞれを利用しようと同居することになるのだが・・・・。

ハードなアクションものかと思いきや、ほのぼのと芽生える男の友情、家族愛の物語。銃弾が飛び交い、人が大勢死んで緊張感の張り詰める場面もありながら、笑わせる部分もあり、時間を感じさせない。ソン・ガンホはやっぱりイイ。この人が登場すると雰囲気に抑揚がうまれて、飽きない。カン・ドンウォンも、憂いを漂わせ陰のある青年を好演。このふたりの演技を観るだけでも楽しかった。

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【一枚のハガキ】

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新藤兼人監督、99歳・・・絶句してしまう。
この年齢で、守りに入ったところが微塵も感じられない。
戦場のシーンや惨酷なシーンなど無くても、これだけの強い反戦のメッセージを表現できるのだ。監督独特の悲哀とユーモア、そして、大竹しのぶとトヨエツの円熟した演技力にも感情が極まってしまった。

プロフェッショナルな職人の域だなぁと思う。

胸えぐられる様な悲惨な戦場をそのまま映像として見せる事で、反戦を声高に訴えるのではなく、身近な人々の生活に及ぼす部分を等身大に寄り添うように撮ってみせる作品に私は共感する。黒木和雄監督の【父と暮せば】などは、そういう意味で、とても好きだ。(原作は井上ひさし)

演劇的な演出も好みなので、本当に面白かった。

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