【ヒミズ】映画
シネマ1987のMLで大いに盛り上がり、評価の分かれた園子温監督の【ヒミズ】。入ってきた情報を全てクリアにして鑑賞に臨んだつもり。
平凡な幸せからはじき出された住田くん(染谷将太)と茶沢さん(二階堂ふみ)。親からの虐待や、養育の放棄などで心身共に傷つきズタズタになっていた。その喪失感のどん底から未来に向かって歩き出し始めるまでを、園監督特有の演出と表現で見せていく。若い主役ふたりの迫真の演技は感動モノだ。形は違うけれどそれぞれ心に痛みを持った人たちが、現実を許容しながら先へ進もうとする姿が特異なユーモアを挟みながら浮かび上がる。。。
メッセージは、充分に受け取れたと思う。。けれど、ベースに織り込まれた311震災とその被災者、原発事故の扱い方が、なんとも不快感を感じるのを否めなかった。この作品を被災者の人が観たら、どう感じるのだろうか。悪い意味など毛頭なかろう、けど、被災していない私が不快に感じるのだから・・・などと危惧してしまう。゛理解できる人だけに解ってもらえば良い゛と言い切れるテーマではないような気がしてならない。
映画的には、最後まで飽きさせないし、たくさんの意味を持った面白い作品だと思う。園監督作品は【愛のむきだし】しか観ていないのでなんともいえないけれど、期待するものとは違っていたと感じた。
二階堂ふみちゃんは、「ガマの油」と神聖かまってちゃんで、いい感じの子だなぁと思っていたけれど、実力派になったなぁと感銘。窪塚洋介も、らしい感じで好感が持てた。





















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